
佐賀女子短期大学では、支援実習として付属こども園での現場実習の他、障がいをもつ子どもの親の会での取り組み、放課後児童クラブ、臨床保育室「おひさま」での相談事業などに参加をしています。
実習では、ねらいや視点を持って子どもの様子を観察し、環境構成や援助、配慮事項について自ら気付き、更に保育者から学ぶことを大切にしています。そして、自ら子どもと関わる中で、保育者の役割や支援方法を実践的に学んでいきます。
また、障がいをもつ子どもたちとの活動では、レクレーションやクッキング、プール遊びなどを通して支援への学びを深めています。担当児の保護者からは、日頃の子どもの様子や配慮点を聞かせてもらい、家庭との連携の大切さを実感する貴重な体験ができています。
ここでは、学生からの感想をいくつか紹介いたします。
以下に、学生の感想を紹介します。
| Aさん | 初日は緊張して子どもたちにどう話しかけていいのかさえわからなかった。戸惑うことも多く自分の顔から笑顔が消えていた。しかし子どもたちから話しかけてくれたり、笑いかけてくれたので徐々に慣れることができた。子どもたちに助けてもらったと感謝している。 |
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| Bさん | 支援実習を通して、「障がいがあるから、○○できないから手伝ってあげよう」ではなく、「障がいはあるけれど、○○ができるから、一緒にやろう!」という気持ちが大切であることを学んだ。また、コミュニケーションの重要性も強く感じた。関わった方の中には、会話が難しい方もおられた。しかし、こちらからたくさん話しかけることで笑ってくれたり、何かを伝えようとしてくれた。長い会話が成り立つことがコミュニケーションではなく、自分の思いを自分なりの方法で相手に伝えることも、十分なコミュニケーションであることに改めて気付いた。 |